管 とおる
みかんちゃん、展開カメラ調査って知ってるかな?
諏訪 美管
展開カメラ?なんだか名前がかっこいいですね!もしかして、カメラがくるくる回って展開するんですか?
管 とおる
(笑)いや、みかんちゃん、それは回転カメラだね。
展開カメラというのは、広角レンズを使って下水道の内部を一気に撮影し、画像を展開する技術のことだよ。
広角カメラ調査とも言うよ。
下の記事を読んでみてね。
展開カメラというのは、広角レンズを使って下水道の内部を一気に撮影し、画像を展開する技術のことだよ。
広角カメラ調査とも言うよ。
下の記事を読んでみてね。
諏訪 美管
あっ、以前KANMAGAで勉強したことを思い出しました!展開するっていうのは、展開図みたいに写真をパノラマみたいに広げるってことですね!
管 とおる
その通り!撮影した画像を展開し、管路の内部をまるで一本の写真のように確認できるよ。
今回は、アナログからFULL-HDに画像がパワーアップすることで、大口径でも展開できるようになったことを紹介するね。
今回は、アナログからFULL-HDに画像がパワーアップすることで、大口径でも展開できるようになったことを紹介するね。
諏訪 美管
はい。おねがいします\(^o^)/
下水道調査の新時代:広角カメラの進化とフルHDの威力
管 とおる
展開カメラだけど、以前は、SD画質(640☓480)のカメラを使って、管の内部を直接見たり撮影したりしていたけど、画質が低く、管径が大きくなると管内の小さな異状を発見するのが難しかったんだ。
諏訪 美管
へぇ~。じゃあ、FULL-HDになったらどう変わったんですか?
管 とおる
フルHD(1920☓1080)の広角展開カメラなら、画質が大幅に向上して、細かな損傷や亀裂も鮮明に映るようになったんだ。
SDカメラは解像度が約41万画素。一方、HDカメラは200万画素以上。画素数が5倍違えば、見える世界も変わるんだ。
SDカメラは解像度が約41万画素。一方、HDカメラは200万画素以上。画素数が5倍違えば、見える世界も変わるんだ。
諏訪 美管
そんなに違うんですか!?例えば、どういう場面で役立つんですか?
管 とおる
例えば、直径600mmの大口径管で微細なクラック(ひび割れ)を探すとき👀
SDカメラではぼやけて見えないクラックも、HDカメラならはっきり映るよ。
下の画像は、Φ600を展開した画像の一例だよ。腐食具合がはっきりとわかるね👀
※画像をクリックすると更に拡大
SDカメラではぼやけて見えないクラックも、HDカメラならはっきり映るよ。
下の画像は、Φ600を展開した画像の一例だよ。腐食具合がはっきりとわかるね👀
※画像をクリックすると更に拡大
諏訪 美管
おお~!これなら診断ミスも減りそうですね!
クラックが見えなかったら困っちゃいますし…。
クラックが見えなかったら困っちゃいますし…。
管 とおる
その通り。
HDカメラは詳細な診断が可能なので、自治体への報告書も正確な情報で作成できるよ。
HDカメラは詳細な診断が可能なので、自治体への報告書も正確な情報で作成できるよ。
諏訪 美管
なるほど~!それなら効率的に調査が進みそうですね。フルHDすごい!
フルHDカメラで下水道調査が変わる!品質向上の理由とAI活用事例
管 とおる
みかんちゃん、今後の下水道管路調査では、大口径管への対応やAI技術との連携がますます重要になるよ。
諏訪 美管
えっ!?大口径管って1000㎜とか、すごく大きいサイズですよね。そういう管も展開カメラで調査できるんですか?
管 とおる
高画素カメラであれば、大口径も対応可能なんだ。
下の図はΦ1000㎜の管内を展開したんだ。
管 とおる
大口径の展開カメラ調査をするときは、大口径自走車に広角カメラを装着するんだよ。
諏訪 美管
へぇ~、それならどんな大きい管でも調査できそうですね。AIとの連携っていうのはどうやるのですか?
管 とおる
AIによる自動診断はすでに実用化が進んでいて、広角展開式カメラ調査用ソフト「スマカン」では、取付管やジョイントの番号をAIが自動判定する機能が実装されているよ。
諏訪 美管
それってすごいですね!AIが報告書まで自動で作成してくれるなんて、未来の技術って感じがします!
管 とおる
まとめるとこんな感じだね
項目 | SDカメラ(標準画質) | HDカメラ(高画質) |
---|---|---|
画素数 | 約41万画素 | 200万画素 |
画像の鮮明度 | 低い | 高い |
詳細な診断 | 微細な異状の検出が困難、診断ミスが発生しやすい | 微細な異状も鮮明に検出可能、診断精度が高い |
展開図の精度 | 低い | 高い |
適用管径 | 600以下が一般的 | 大口径管でも詳細な診断が可能 |
AI自動判定 | AIによる自動判定には不向き | AIによる自動判定を促進 |
FULL-HD展開カメラによる下水道管路調査の進化のまとめ
FULL-HD展開カメラ、従来のアナログ式カメラの課題を克服し、下水道管路調査における精度と効率を大幅に向上させました。その主な利点は以下の通りです。
-
高速処理とリアルタイム展開:
撮影と同時に高速で画像処理を行いリアルタイムで展開図を作成可能。 -
高画質カメラによる鮮明な画像:
従来の5倍の画素数で、管内の微細な異状やクラックを正確に捉え診断精度を向上。 -
AIによる自動判定:
AIの連携により取付管やジョイントの自動検出など調査の効率が大幅に向上。 -
スクリーニング調査への適用:
広範囲を効率的に調査でき異状箇所の早期発見が実現します。
FULL-HD展開カメラは、下水道管路調査の効率性と精度を大幅に向上させました。
諏訪 美管
下水道維持管理の新しい技術ですね。ご要望があればデモストレーションいたします。
▶お問合せはこちら
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