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オンラインセミナー:第11回「陥没のメカニズムと小・中・大口径の簡易点検について」

2025年2月7日金曜日

オンラインセミナー

株式会社カンツールは、下水道維持管理の大切さを広く普及させるためにオンラインセミナーを開催しています。
日々の業務でご活用いただける有益な情報を提供できるよう、精一杯努めます。




第11回「陥没のメカニズムと小・中・大口径の簡易点検について」


日付:2025年2月14日(金)

下水管の腐食メカニズムと防止策に関するオンラインセミナーでは、 下水管の陥没のメカニズム、硫化水素による腐食の進行、 そして小・中・大口径の点検方法についてについて、何処よりもわかりやすく解説します。

説明内容は、以下の内容になります。
  • 陥没のメカニズム
  • 下水管に起因する腐食のメカニズム(硫化水素の影響)
  • 腐食の発生しやすい場所
  • 小中口径の簡易点検
  • 大口径の簡易点検
このセミナーを通じて、下水管の腐食メカニズムを学び、インフラの安全管理を考えてください。
どうぞお見逃しなく!

紹介製品について

  • 管口カメラ(ファーストビュー)
  • 浮流式カメラ(フロート)
  • スクリーニング報告書作成ソフト(インセップ)

講師紹介(佐々木啓至)

講師の顔写真
佐々木啓至:経営企画部営業促進課 課長

下水道業務において25年以上の経験を持ち、現場作業、報告書作成、ソフトウェア開発、技術営業など様々な部署を経験

公益社団法人 日本下水道管路管理業協会の専門技士、主任技士、総合技士の資格を保有。
また、上下水道部門の技術士補としても活躍されています。


申し込みについて



セミナー時にいただいたご質問と回答

※アンケートでいただいたご質問は随時追加していきます。
ご質問以外のご意見やご相談について、アンケートでいただいたご意見は今後の事業・運営に活かし、新たな価値を提供できるよう役立てていく所存です。ご相談事に関しましては担当営業より別途ご案内させていただきます。その他、ご不明点やお困りごとがございましたらお気軽にお問合せください。


セミナー時にいただいたご質問と回答

※アンケートでいただいたご質問は随時追加していきます。
ご質問以外のご意見やご相談について、アンケートでいただいたご意見は今後の事業・運営に活かし、新たな価値を提供できるよう役立てていく所存です。ご相談事に関しましては担当営業より別途ご案内させていただきます。その他、ご不明点やお困りごとがございましたらお気軽にお問合せください。

Q

今回のオンラインセミナーはアンケート等の送付などで受講証明書をいただくことは可能でしょうか

A

受講証明書につきましては、sasaki_hiroshi@kantool.co.jp 宛にご送付いただければ、捺印のうえご返送いたします。弊社のフォーマットはご用意がございません。ご容赦ください。




Q

自動で判別する機能があるカメラ等の市販を早くしてほしい

A

近年、AIを活用した画像解析技術の進歩により、スクリーニング点検時に自動判別機能を備えたシステムの開発や試験運用が進んでいます。実用化出来るように検証をしていますので、どうぞご期待ください。




Q

公共施設の尿石詰まりについて

A

尿石の詰まりは、長期間の蓄積や水流の不足が主な原因です。定期的な洗浄や尿石除去剤の使用、ワイヤー清掃などが有効ですが、根本的な対策として、水流の改善や配管構造の変更も検討できます。




Q

水深が深く、流速が速い中大口径管路の劣化状態を定量的に無人で調査する技術について、海外も含めた最新技術について知りたい

A

水深が深い場合、自走式ロボットではカメラが水に浸かって視認できないため、浮流式・飛行式のカメラシステムや、超音波・ソナーを使用した技術で点検できる場合があります。また、AI解析と組み合わせた画像認識技術による劣化箇所の自動検出も進められています。さらに、φ500㎜程度までの管径であれば、満水状態の管内に低電圧高周波を流し、水密性不良個所を確認するシステムもあります。




Q

最も経済的となる本管清掃を行うべき頻度

A

清掃頻度は、管路の特性(勾配、使用状況)や過去の堆積データに基づいて決定するのが理想ですので、一概に明確な頻度のご回答はできかねますことをご容赦ください。




Q

点検調査技術、技能の教育講習および技術伝承

A

技術者の教育・技能伝承は、下水道の維持管理において重要な課題の一つです。弊社では排水管清掃や下水道管点検調査の技術講習も行っております。詳細についてはぜひご相談ください。




Q

直径800㎜以上のPLの点検では、原則的に点検範囲の管内は全て洗浄し、全範囲目視点検可能にすることとなっていますが、下水道ではどうしているのでしょうか

A

下水道では、点検は洗浄をおこないません。大口径に関しては清掃は行いません。 大口径でもカメラ調査が主流です。




Q

道路からの空洞探査を行っています。下水管調査と関連付けて、インフラ維持に貢献できることはないか考えています

A

空洞探査技術は、災害予防に貢献できる手法です。今後、需要は増えていくと思います。




Q

幹線のような大口径・大深度・長距離スパンにおける維持管理手法について

A

流域幹線などの大口径で水量の多い現場では、自走式のカメラロボットによる調査が困難な場合があります。その際は、浮流式・飛行式の点検ロボットを活用することで、管内の確認が可能です。詳細については、第3回「下水道維持管理のスクリーニング点検の実務: 現場作業から報告書作成までの全工程を解説」で詳しく説明しておりますので、ぜひご視聴ください。




Q

ご紹介していただいた管口カメラでは枝管の調査はできるのでしょうか?枝管は別途カメラ調査が必要ですか?

A

管口カメラでは、本管側から取付管・枝管を詳細に確認することは困難です。別途、取付管・枝管専用のカメラを使用し、桝から調査する方法が一般的です。また、本管側から取り付け管を調査するシステム(RV-SATなど)を活用することで、桝の位置が確認できない場合でも調査が可能となります。




Q

クラックや破損が起きた原因は何ですか?

A

クラックや破損の原因には、以下のような要因が考えられます。 ①経年劣化:長期間の使用による材料の劣化 ②地盤沈下・地震の影響:地盤の変動による管の変形や破損 ③硫化水素による腐食:下水中の硫化水素がコンクリートを腐食 ④外部荷重:道路上を車両が頻繁に通行することによる負荷の増大




Q

フロート式カメラの距離測定はカメラ機にエンコーダーをつけているのか?

A

フロート式カメラ自体には距離測定機能は搭載されていません。カメラの撮影距離を確認する際は、専用のソフトウェア(インセップ)を使用し、撮影した動画に後付けで距離情報を埋め込むことが可能です。詳細については、第3回「下水道維持管理のスクリーニング点検の実務: 現場作業から報告書作成までの全工程を解説」で詳しく説明しておりますので、ぜひご視聴ください。




Q

管径が大きくなるにつれて、視認性が低下して損傷診断(間接目視評価)が難しくなるのでは?

A

大口径の管ではズーム機能を備えた詳細カメラ(120倍ズーム:光学10倍、デジタル12倍)を使用すれば、側視によって損傷箇所も確認しやすくなります。さらに、レーザーポインターを活用したスケール補正機能により、映像内のクラック幅の測定も可能です。




Q

点検調査案件の相談窓口、連絡先

A

点検調査の相談窓口や連絡先は、各自治体の下水道課や管理部署が担当していることが多いです。自治体からの委託を受けて下水道管路の点検・調査を行っている会社を探す場合、公益社団法人日本下水道管路管理業協会の公式サイトに掲載されている「登録業者一覧」を参照することで、各地方で対応可能な会社を確認できます。
参考リンク:公益社団法人日本下水道管路管理業協会
https://www.jascoma.com/system/specialist/list/index.htm




Q

カメラが侵入できない区間の調査は今後どのように行っていくのでしょうか?

A

マンホール蓋が開けられないなどの理由でカメラの進入が困難な場合、次の方法で対応することが可能です。 ・進入可能な箇所から自走式カメラロボットを使用し、対象区間まで移動させる ・進入可能な大きさの管内検査カメラを活用し、できる範囲で点検を実施 ・管内に異物がある場合は、除去作業を実施した後に調査を行う




Q

硫化水素の測定結果等を基にした、劣化の予測等は実施されていますか?

A

硫化水素の測定結果を基に、以下のような手法で劣化の予測が行われています。 ・センサー設置による腐食リスク評価:腐食リスクを監視 ・過去データを用いた劣化シミュレーション:将来的な劣化速度を予測 ・腐食対策の実施:高濃度の硫化水素が検出された場合、内部コーティングなどの対策を実施




Q

ほぼ満液でのヒューム管の点検方法はありますか?

A

φ500㎜程度までの管径であれば、満水状態で管内に低電圧高周波を流し、水密性不良個所を特定することができます。または、流量が多い場合、止水プラグで一時的に水をせき止めて水位を低下させた状態で調査を実施する方法もあります。




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