みかんちゃん、EE東北’22に行く(第24話)

2022年6月7日火曜日

展示会



管 とおる

 

みかんちゃん
前回は圧送管の調査方法を教えたね。

→【第23話】圧送管の調査方法←

諏訪 美管

はい!
水が自然に流れる下水管とは違って、ポンプを使って流すので管を設置するときの自由度が高いけど、管内部の確認が難しかったり課題も多いって覚えました!
その通り!
補足すると、その課題を解決する技術として【アジリオス】が新技術支援制度に採択されたね。
→【 新技術支援 第15号 】首振り式押込みカメラ(アジリオス)による圧送管路内調査技術の確立←
みかんちゃんしっかり勉強してえらいえらい!
勉強モードの私が頑張ってくれました!
ただ、その反動で頭が悲鳴をあげてます……😢
それじゃあ今日は勉強はお休みして展示会の仕事をお願いしようかな。
前回のKANMAGAでも紹介した EE東北’22 が開催されるから、みかんちゃん報告をよろしくね。
やったー! 頑張って宣伝するぞー!
いってらっしゃい!







EE東北’22について


2022年6月1日(水)~2日(木)の2日間にわたり、夢メッセみやぎにて開催された「EE東北’22」にカンツールも出展いたしました。

宮城県は仙台市にある「夢メッセみやぎ」
会場の近くにはアウトレットパークや公園があって、とってもいいところですね!
「EE東北」は設計・施工・維持管理・防災・安全などの分野で活躍する企業が、最新の技術を一般公開する展示会だよ。年々出展者が増えて、今では出展受付が開始された数時間後には応募が締め切られるくらい注目されているんだ。
え、数時間で!? とっても人気なんですねー!
ちなみに「EE東北」のEEとは【Engineering Exhibition】の頭文字から来ていて、まさに東北最大クラスの工学・土木技術系展示会のひとつなんだ。下水道はもちろん、道路や橋に関する技術を持った企業も出展しているよ。


会場内に入りました。
来場者のみなさんが検温チェックをうけていますね。


屋内展示場の入口に来ました。
会場内の地図やガイドブックが受け取れるようです。
一部、いただいていきまーす!


あ! カンツールのブースがありました!
新しいロゴマーク色にあわせた綺麗なグリーンの生地が目を引きますね!

今回は出展者数が多くて各社ともブースの広さが最大2小間までに制限されたんだ。だけど、展示製品は色々あるから楽しみにしててね!さっそく見てみよう!




展示製品について


オープンジャッキー


真ん中にあるのは前回の下水道展でも参考に出展したマンホール蓋開放機「オープンジャッキー」だよ。
従来のものよりも小型でコンパクト、そして構造がシンプルだから組み立ては2分くらいで簡単に出来るし、何より軽いから扱いやすいんだ。
バールを使ってもマンホール蓋が開かないっていう話はよく耳にするんだけど、この製品が開ける作業に一役買ってくれるのに期待だね。

重いマンホールの蓋でも軽々持ち上がるんですね!



止水プラグ - エアープラグ/メカニカルプラグ -

写真中央にあるのはカンツールのロングセラー商品
「テストボール」「ムニボール」「メカニカルプラグ」だね。
管に流れる水を一時的に止めて、水がない状態で管の調査や補修をするために使うよ。
やっぱりカンツールの止水プラグはおすすめですよね~!ところで止水プラグのうしろに展示してある大きな筒みたいの何ですか??

止水プラグ - セーフティプラグ -


これは「セーフティプラグ」といって、管内に空気を抜いた状態のプラグを常時設置しておいて必要時に膨らませることができるプラグなんだ。
正面から見るとこんな感じ。
何もなければプラグ内部はしぼんでいて水が流れるんだけど、緊急時には地上に設置されたタンクから空気が送られてプラグを膨らませるんだ。
下の写真のようなイメージだよ!
管の中に常に設置してあるプラグなんてあるんですね~!!でもこれってどんな場所に使うんですか?

どちらかというと、下水道よりも人間が素早く止水プラグを設置できない現場とかを想定しているね。
たとえば災害が起きた時に、工場から河川等へ有害物質が流れてしまう事故防止のための緊急シャットダウン用とか。
あとは沿岸部での工場などへの逆流防止としても役立つよ。

▶常時設置型止水プラグを用いた事例について



へ~~!なんだかセーフティプラグって止水プラグ界のレスキュー隊って感じですね!
止水プラグって下水道で使うイメージでしたけど、工場とか色々な現場に使えたりするんですね!


止水プラグ - ランぺクッション -


セーフティプラグの下の木箱の中にはランペクッションがあるね。

え?クッション!?
ランペクッションもエアープラグのひとつで、
普通止水プラグは円の形をしているから円形の管にしか使えないんだけど、このランペクションは卵形や四角形の管にも使えるんだ。
空気を入れてないときはしぼんだ状態だから、マンホールから管内に入れるときでも折りたたんで降ろすことが出来るんだよ。

こんなプラグもあるんですね。

EE東北に来場されるお客様は、下水道に直接関わっていない方も多いんだ。
だから下水道以外でも活躍できる製品があると、足を止めて見学してもらいやすいね。

なるほど~。

管内検査用カメラ


ここからはカメラを紹介していこう。
①の黄色いカメラは管口カメラの「ファーストビュー+(プラス)」
②は最大延長100mの押し込みカメラ「ソロプロ+(プラス)」
奥にある③の青いケーブルの押し込みカメラは「バリュースコープPro」だね。

あ、これは去年の下水道展でも見ましたね。


①は押し込みカメラ「TRS3040」
②は浮流式調査ユニット「フロート」があるね。

左の黄色いカメラは洗浄と同時に管内を確認できる洗浄一体型カメラ
「クリーンビュー」だね。
このカメラ本体はフロートでも使われているよ。


清掃機器

以前も紹介したKEG社の洗浄ノズルだね。
右からチェーンカッター、フロアクリーナー、チャンネルクリーナー、丸い形のノズルはトルペードノズルだよ。
洗浄ノズル

ノズルってもっと小さいイメージでしたけどこんなに大きなものもあるんですね~!

最後は電動式のワイヤー清掃機「マッドサイクロン」
先端に様々なヘッドを取り付けて、木の根やモルタル、油脂の除去が行えるよ。
高速回転だけどワイヤーの周囲がチューブで守られているから皮手袋でなくても安全に作業が出来るんだ。




ご来場ありがとうございました。


いや~もりだくさんでしたね!
下水道展の時にも思いましたが、このすばらしい製品たちがたくさん活躍してくれるといいですね!

そうだね!!そのためにもカンツールはこれからも下水道維持管理のために精一杯取り組んでいきます!!
最後に2日間がんばってくれたスタッフのみんな、本当にお疲れ様でした!




この記事をシェアする