録画セミナー:第4回「押込みカメラアジリオスを利用した圧送管調査技術:現場事例を元に解説」

2024年4月1日月曜日

オンラインセミナー

株式会社カンツールは、下水道維持管理の大切さを広く普及させるためにオンラインセミナーを開催しています。
日々の業務でご活用いただける有益な情報を提供できるよう、精一杯努めます。





概要:第4回オンラインセミナー「押込みカメラアジリオスを利用した圧送管調査技術:現場事例を元に解説」


開催日時:2024年4月22日(月) 13:30~14:30


首振り式押込みカメラ(アジリオス)による圧送管調査技術について
【公益社団法人日本下水道管路管理業協会】から新技術支援制度に採択された方法について紹介します。
【 新技術支援 第15号 】首振り式押込みカメラ(アジリオス)による圧送管路内調査技術の確立:引用

本編では、圧送管についての基礎知識、圧送管の現場手順と現場実施例、異状判定の考察について解説します。 

説明内容は、以下の製品についてになります。
  • 圧送管調査カメラ(アジリオス)
  • フロートスキッド(アジリオス オプション機器)
  • プッシュロッドノズル(アジリオス オプション機器)
このセミナーを通じて、圧送管路内調査技術について学びましょう
どうぞお見逃しなく!

紹介製品について

  • 押込み式カメラ(アジリオス)

講師紹介(佐々木啓至)

佐々木啓至:経営企画部営業促進課 係長

下水道業務において25年以上の経験を持ち、現場作業、報告書作成、ソフトウェア開発、技術営業など様々な部署を経験

公益社団法人 日本下水道管路管理業協会の専門技士、主任技士、総合技士の資格を保有。
また、上下水道部門の技術士補としても活躍されています。


申し込みについて



セミナー時にいただいたご質問と回答

※アンケートでいただいたご質問は随時追加していきます。
ご質問以外のご意見やご相談について、アンケートでいただいたご意見は今後の事業・運営に活かし、新たな価値を提供できるよう役立てていく所存です。ご相談事に関しましては担当営業より別途ご案内させていただきます。その他、ご不明点やお困りごとがございましたらお気軽にお問合せください。

Q

空気弁の取り外しにはどれくらい時間がかかりますか

A

一般的な取付であれば、30分程度になります。




Q

汚水がある中をカメラで撮影した写真があればご教示下さい。

A

セミナー受講後にお送りしたパワーポイント資料P82の動画1分40秒付近をご覧ください。濁度があると管内を視認することはできません。




Q

管きょ内の事前洗浄は行っていますか?

A

圧送管内がどのようになっているかわからないので、洗浄前に管内を視認し、状況に応じて洗浄することが望ましいと思います。




Q

洗浄はどのような方法がありますか

A

高圧洗浄車を利用してください。回転ノズルが適していると思います。




Q

圧送管の管径はどのくらいが多いんですか。

A

φ250~300㎜が一般的です。




Q

国総研に判定基準ありましたよね?今回の案と変更点はありますか?

A

国総研のガイドラインには、Aランク(鉄部腐食有り)Bランク(モルタルライニング表面が部分的に変色、腐食、Cランク なし 異常なし となっています。
今回のセミナーでご説明した判断基準は水道管に準拠しています。Aランク(鉄部が錆びている)Bランク(モルタルライニング表面が剥離し、鉄部が露出している。Cランク モルタルライニングに劣化が確認されている。 異常なし となっています。




Q

空気弁のない圧送管の場合はどうしますか?

A

現在の技術では、スマートボールという測定機のボールを流し、空気溜まりや漏水を確認する方法がありますが、実績は分かりません。




Q

中小自治体ではポリエチレン管の採用もあります。調査施工事例はありますか。

A

弊社では把握していません。お力になれず申し訳ありません。




Q

事前に資料の入手を希望します。

A

申し訳ございませんが、アンケート記載後に、ダウンロードアドレスをお知らせしております。




Q

有機フッ素化合物(PFAS)等の検出の予定はあるのですか。

A

上記の検出予定などはありません。




Q

圧送管の二条管の調査事例

A

セミナーで紹介した2条管は、同日に2つの管を調査しました。




Q

YouTube以外の視聴方法はありますか?

A

『手軽に見られる』『事後にも視聴できる』『TV会議システムに不慣れな方でも視聴できる』などの理由でYoutubeを利用しています。 ご要望の声を多くいただきましたらその他の媒体での配信等も検討いたします。




Q

ダクタイル管φ800の調査も問題ないでしょうか?延長はどの程度可能でしょうか?

A

アジリオスであれば、照明の明るさとして問題なく調査できます。従来のままでは、30m程度となりますが、セミナー時に紹介したプッシュロッドノズルを使えば、60~90m可能となります。




Q

受講証明が頂きたいです。

A

sasaki_hiroshi@kantool.co.jp宛に、受講証明書を送付してください。 捺印して返送いたします。申し訳ございませんが、弊社でのフォーマットをまだご用意できてません。 今後、CPDの対象の講習としていきます。




Q

再度セミナーを見直せるシステムがあるのですか。

A

動画のアーカイブは以下のリンクからご覧いただけます。
第4回 押込みカメラアジリオスを利用した圧送管調査技術:現場事例を元に解説▶https://www.youtube.com/watch?v=gTtOCcmvVlo




Q

調査最小管径は?Φ100orΦ75

A

アジリオスの適用管径は直管でφ60~になります。 90度の曲がりがある場合は、Φ75は曲がりませんがΦ100~は曲がります。




Q

セミナー内の事例で空気弁の取り外しは自社で実施されたのでしょうか。または、圧送管布設業者等の精通した作業員による必要があるのでしょうか。

A

専門業者に頼みました。責任が持てる業者に頼むことが良いと思います。




Q

劣化度のランク分けを細かく設定しても自然流下管路のように多様な改築・修繕方法が無いため,ランク数の少ない評価方法が望ましいように思いますが如何でしょうか

A

圧送管の調査実績が少ないと思いますので、何が最適か判断できかねます。今後の情報により、専門機関が検討していくと思います。




Q

発注者から自前の装備が入札の条件の場合、対処方法がありますか。

A

入札条件の機器(仕様を満たす機械)を揃えることが必要になるとしか言いようがないです。




Q

今回使用のカメラは特別ですか、ある程度普及していますか

A

幅広く普及しております。




Q

圧送管の管理は時間計画保全の位置づけで問題はありますか?

A

机上スクリーニングから、時間計画保全が最適だと考えます。




Q

ダクタイル管φ800の調査も問題ないでしょうか?延長はどの程度可能でしょうか?

A

アジリオスであれば、照明の明るさとして問題なく調査できます。従来のままでは、30m程度となりますが、セミナー時に紹介したプッシュロッドノズルを使えば、60~90m可能となります。




Q

アジリオスの調査可能延長は幾らでしょうか?(講義では外部条件によるとされていましたが、具体に教えてください。)

A

管径によりますが、Φ150では100m、Φ600では30m程度となりますが、セミナー時に紹介したプッシュロッドノズルを使えば、60~90m可能となります。




Q

空気弁を取外しを行う際は、調査員の他に、空気弁撤去・設置を行うための配管工が必要となり、調査単価はもっとかかります。昨年度、業者に依頼しましたが、アジリオスは使用していなかったように思います。

A

セミナ資料のP94には、空気弁撤去・復旧工として、別途計上します。圧送管調査は、アジリオス以外でも可能となります。




Q

空気弁周辺での作業ですと、ガスの噴出などで周辺に異臭を放散してしまうことはないでしょうか。また水管橋上での作業では、汚水の噴出などが無いように受けを設けるなど、対策をされるのでしょうか。

A

空気弁周辺での作業においては、硫化水素が放散されることで異臭が発生することがありますが、これは空気溜まりに溜まった空気が放出されるためであり、常時ガスが放出されるわけではありません。異臭に対しては、硫化水素対応ガスマスクの使用が有効な対策となります。一方、水管橋上での作業においては、内圧調整弁を開いた際に汚水が噴出する可能性がありますが、その量は多くないため、ウエスなどの養生で対応することが可能です。圧が抜けた後は、汚水が噴出することはありません。




Q

1.調査区間延長が100mを越える場合には、ケーブルを延長したりすることで対応できるのでしょうか。(反対側から挿入できない場合)
2.押込みカメラは防水性能があるようですが、曲管部の水没部を通過して伏せ越しのその先を調査することはできないのでしょうか。

A

1.弊社で扱っているカメラの最長は100mですので、それ以上は調査できません。
2.押込みカメラの防水は10mです。伏越後も挿入できれば、調査可能です。プッシュロッドノズルも利用すると挿入距離を伸ばせます。




Q

カメラ調査業務、女性でもできるのではないかと考えております。実際、行われている事例や、可能性について知りたいです。

A

弊社の顧客になりますが、2社実績があります。弊社の技術でTVカメラ調査の遠隔操作があります。この技術を使うことで女性オペレーターの需要も今後増えていくと思います。
https://kantoolmagazine.blogspot.com/2023/03/32tv.html




Q

圧送管(DIPφ500)であるが、テレビカメラ調査により管内付着物が多いことが確認された。原因、対策、除去方法について検討が必要である。

A

Φ500で管壁の清掃をする場合、回転ノズルを利用することが望ましいです。しかし、Φ75空気弁から入る、回転ノズルは限定されるため洗浄効果は状況により左右されてしまいます。
▶堆積物除去用の回転ノズル




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