録画セミナー:第5回「下水道のTVカメラ調査『直側式カメラ』の実務からカメラ車の使い方から報告書までを解説(安全管理、カメラ車の使い方、現場及び報告書)

2024年4月25日木曜日

オンラインセミナー 管内検査カメラ 直視側視式カメラ

株式会社カンツールは、下水道維持管理の大切さを広く普及させるためにオンラインセミナーを開催しています。
日々の業務でご活用いただける有益な情報を提供できるよう、精一杯努めます。





概要:第5回「下水道のTVカメラ調査『直側式カメラ』の実務からカメラ車の使い方から報告書までを解説(安全管理、カメラ車の使い方、現場及び報告書)


開催日時:2024年5月27日(月) 13:30~14:30


内容:
セミナー題材要望のアンケート回答に多かった[直側式カメラの現場に即した使いかた]のオンラインセミナーを行います。

本管TVカメラ調査の基本、直視側視式カメラについての安全管理作業方法作業の注意点を説明します。
また、TVカメラ車の取り扱い方についても簡単に説明します。
※カメラ車は、カンツール製品ロビオンを用いて行いますので、機械の操作はロビオンについてとなります。

セミナーのおすすめ対象者

  • 下水道の維持管理業務を受発注している方
  • 下水道の調査・点検業務を行っている方
  • 現場作業の効率化や報告書作成に関心がある方
  • コンサルタントご担当の方
  • 本管TVカメラ調査を行うことを予定している方
  • これから本管TVカメラ調査を勉強しようしている初心者の方
  • 下水道維持管理や実務などのお困りごとについて相談してみたい方

このセミナーを通じて、直視側視式カメラについてについて学びましょう
どうぞお見逃しなく!



紹介製品について

  • 直側式本管TVカメラシステム(ロビオン)

講師紹介(佐々木啓至)

佐々木啓至:経営企画部営業促進課 係長

下水道業務において25年以上の経験を持ち、現場作業、報告書作成、ソフトウェア開発、技術営業など様々な部署を経験

公益社団法人 日本下水道管路管理業協会の専門技士、主任技士、総合技士の資格を保有。
また、上下水道部門の技術士補としても活躍されています。


申し込みについて





セミナー時にいただいたご質問と回答

※アンケートでいただいたご質問は随時追加していきます。
ご質問以外のご意見やご相談について、アンケートでいただいたご意見は今後の事業・運営に活かし、新たな価値を提供できるよう役立てていく所存です。ご相談事に関しましては担当営業より別途ご案内させていただきます。その他、ご不明点やお困りごとがございましたらお気軽にお問合せください。


セミナー時にいただいたご質問と回答

※アンケートでいただいたご質問は随時追加していきます。
ご質問以外のご意見やご相談について、アンケートでいただいたご意見は今後の事業・運営に活かし、新たな価値を提供できるよう役立てていく所存です。ご相談事に関しましては担当営業より別途ご案内させていただきます。その他、ご不明点やお困りごとがございましたらお気軽にお問合せください。

Q

今回のオンラインセミナーはアンケート等の送付などで受講証明書をいただくことは可能でしょうか

A

sasaki_hiroshi@kantool.co.jp宛に、受講証明書を送付してください。 捺印して返送いたします。申し訳ございませんが、弊社でのフォーマットをまだご用意できてません。 今後、CPDの対象の講習としていきます。




Q

再度セミナーを見直せるシステムがあるのですか。

A

動画のアーカイブは当日視聴された方はセミナー当日の視聴リンクからご覧いただくことができます。お申込みがまだの方は以下のリンクからお申込みいただくと視聴アドレスが届きますのでそちらからご覧ください。
第5回「下水道のTVカメラ調査『直側式カメラ』の実務からカメラ車の使い方から報告書までを解説」▶https://kantoolmagazine.blogspot.com/2024/04/5tv.html




Q

(ロビオンは)300m-500mのケーブルを引っ張っていく動力の強さがあるということでしょうか?

A

自走車の重さがあるので、条件が良ければ500m牽引することができます。但し、滑りやすい配管など管内状況によって異なるため、一概に全ての管路で可能というわけではありません。滑りやすい管では『コランダムホイール』というグリップ力のあるタイヤを使います。実績としては、塩ビ管で400m走ったことがあります。ロビオンこのページにて詳しくご説明をしております。




Q

取付管突出し・油脂付着・樹木根侵入・モルタル付着は、清掃で除去できない場合の判定基準となっているが、どの程度までを清掃で除去できると判断するのかご教授ください。また、本管調査表の作成に当たり、スパン全体の評価(腐食・たるみ)および、取付管内の異状(浸入水・樹木根侵入等)も不良管数として計上するのか? もしそうだとすると、診断時の不良管本数の考え方と合致しないのではないか? また、取付管内の異状(浸入水・樹木根侵入等)を本管の不良管数として評価してしまうと、診断時に取付管内の異状により緊急度が高くなるケースが発生してしまうのではないか。(緊急度Ⅱと評価されたが、実態は本管の異状ではなく取付管内の異状がほとんどであったなど。)

A

高圧洗浄を2回程度行って除去できないものを異状として捉えることが一般的ですが、明確な規定はありません。取付管内の異状は取付管内浸入水、取付管内破損など明記して、本管異状と区別することが正しいと考えます。




Q

圧送管内の調査実績はありますか

A

圧送管は空気弁Φ75から挿入するので、本管カメラは挿入できません。吐き出し口からの挿入の実績がありますが、勾配や曲がりなどがあり走行できないことがあります。圧送管であれば、押し込みカメラを利用して現場作業を行った実績がございます(アジリオス)。




Q

洗浄はどのような方法がありますか

A

高圧洗浄車を利用します。様々なノズルがありますので、第2回目オンラインセミナーをご参照ください。第2回オンラインセミナー




Q

閉塞率は平面画像の面積で判断するのですか?

A

弊社報告書作成ソフトで、閉塞率を算出できます。平面画像の面積で判断します。




Q

ひび割れ幅の測定の下限は何㎜幅でしょうか?

A

クラック計測は1mm単位で計測可能です。そのため下限は1mmです。




Q

小型マンホール(300mm)本管(200mm)を調査する際、小型マンホールから挿入可能なカメラになると思いますが、管の中心の高さを合わせられない場合どのように対応するのでしょうか

A

小型マンホールの調査には、従来のカメラ「RX130」をΦ200用に設定して、小型カメラ「PTC50」を利用する。 もしくは小口径自走車「RX95」にΦ200㎜のタイヤのオプションを使用することで、小型マンホールから挿入可能です。 また、管の中心にカメラが合わせられない場合でも、カメラヘッドの機能「レーザースケール」を使用する事で作業可能です。




Q

管の配管勾配の確認もできるのでしょうか?

A

ロビオンは傾斜調査が可能です。勾配測定もできます。




Q

最初に距離表示を非表示にしましたが、管口に支障があった場合は、どのように支障を撮影するのでしょうか。

A

スケールなどで実測値を測り、手入力します。




Q

TVカメラがゴミに引っかかって動かなくなることはありますか?

A

洗浄をするので基本的にはないです。走行できないくらいのゴミがある場合は再洗浄してください。




Q

調査において角度計を出して異常では90度に合わせるのが基本だと思いますが、角度計が出ていないのは自動90度が可能だからですか?また、人孔中心から中心まで調査をしない、IRS上の都合で管口で調査を切らなければならいのはなぜですか?

A

デモ画面なので、表示していない状況でした。角度計は表示したほうがわかりやすいですが、仕様書に画面表示の設定がある場合はその指示に従ってください。終了方法もマンホールの中心まで進ませても問題ありません。




Q

勾配調査が仕様書で縛られていることはありますか?あくまで企業努力で報告書で提出という補助的なものですか?

A

ロビオンは傾斜調査が可能です。勾配測定もできます。企業努力という形になります。




Q

連続した区間のTVカメラ調査方法が知りたい。

A

終了管口までいき調査が終わったら、新しいスパンを作成し調査できます。ガイドローラーはかかっているので、次のスパンの管口をマンホールの半分 1号人孔であれば0.9の半分0.45と管口で距離をセットします。




Q

調査報告書の評価項目について、発注者により評価項目が追加されることがありますが、調査表のカスタマイズは簡単に作成することが可能でしょうか?

A

8~16項目までなら、IRSⅩのシステムで簡単に追加できます。




Q

入力を間違えた。写真を撮り忘れた等の修正方法は?

A

現場作業中の場合、入力を間違えた場合は削除するしかありません。写真の取り忘れは、異状内容を呼び出してから撮影することができます。




Q

φ400のDCIPを100m調査する場合、大体どのくらいの費用が掛かるか教えていただきたいです。

A

現場状況により大きく変動しますので一概にはいえません。直視側視式カメラの直工費は第3回のオンラインセミナーを参考にしてください。第3回オンラインセミナー




Q

塩ビ管の内面突出し異状寸法表示の仕方

A

従来の突き出しであれば、IRHⅣで計測を行い〇〇mmと出します。扁平やハート型に潰れているものであれば、内径測定を行う機器「プロファイラ」を利用します。




Q

スクリーニングなど調査を一切やってきていない現状で、現状把握をするにはやはりまずはマンホールからの点検が最優先になるかと思いますが、全体把握を先行するにはどのように行うのがよろしいと考えますか。

A

地域の実情により様々な方法があると思います。敷設年度が長い、短い、地域性、将来性、様々な内容を勘案して検討方法は異なると思いますが、データ収集、取りまとめが最優先だと思います。




Q

実際のカメラ調査現場で、路線番号や管種・管径・上下流人孔番号等の情報を入力しますが、事前に事務所で打ち込んでおいて現場で入力した内容を呼び出すといったことは出来るのでしょうか。

A

標準版には実装されておりません。個別対応のカスマイズであれば機能を実装できます。必要であれば、担当営業にご連絡をお願いします。




Q

取付管管口の支障で、破損なのか接合不良なのかの判断をどう決めたらいいのか知りたい

A

取付管接合部の土砂が見えている。取付管口の本管部分側欠落している場合、破損と撮影することが適していると思います。調査する案件の判定基準がある場合は、その基準に準拠してください。無い場合は、根拠を提示して担当者と協議することが良いと思います。




Q

硬質瀝青管についての情報不足

A

弊社でも硬質瀝青管(Zパイプ)については、情報不足となっております。力不足で申し訳ございません。




Q

TVカメラ調査を実施するにあたり管内の水深や流速に適用可能範囲はあるのでしょうか

A

カメラは管の中心にせっとするため、水位は管径の40%程度となります。ロビオンであればリフトを上げることで、それ以上の水位でも対応できます。




Q

スクリーニング点検及び詳細調査における判定基準についてもっと詳しい解説

A

スクリーニングは、基本的にランク判定はしないで、異状が有・無になります。詳細調査については、今後のオンラインセミナーで行う予定です。




Q

TVカメラ調査が出来ない事例はどんな条件でしょうか。

A

・水位が60%以上で、止水プラグを設置出来ない場合
・上下流ともに、マンホールの蓋が開かない場合
・大口径管渠で、水位があり流速が速い場合(深夜においても)
・上下流共にカメラを構造上挿入できない場合(内副管や構造物の障害物)
・上流から突き出しでカメラ進入不可、下流側からもモルタルによりカメラ進入不可などで未調査区間が出来る場合
・管口からモルタルなどでカメラの走行が不可の場合
・圧送管でカメラ挿入口がない場合
などが考えられます。




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