第7回「TVカメラ調査報告書作成の完全ガイド:報告書作成ソフト(IRSⅩ)の使い方を全て説明します」

2024年7月4日木曜日

オンラインセミナー

株式会社カンツールは、下水道維持管理の大切さを広く普及させるためにオンラインセミナーを開催しています。
日々の業務でご活用いただける有益な情報を提供できるよう、精一杯努めます。





概要:第7回「TVカメラ調査報告書作成の完全ガイド:報告書作成ソフト(IRSⅩ)の使い方を全て説明します」


開催日時:2024年7月24日(水) 13:30~15:00


内容:
TVカメラ調査報告書の徹底解説をします。
第5回、第6回、セミナーの続きとなります(過去のセミナー申込み 第5回第6回
報告書作成方法として、弊社報告書作成システムIRSⅩを利用した作成方法を説明します。
※今回のセミナーはソフトの使い方がメインの内容です。

セミナーのおすすめ対象者

  • 下水道の維持管理業務を受発注している方
  • 下水道の調査・点検業務を行っている方
  • 現場作業の報告書作成に関心がある方
  • コンサルタントご担当の方
  • IRSⅩを利用している方
  • IRSⅩの購入を検討している方
※IRSⅩ開発者もセミナーに同席します。リアルタイムで質問も受け付けていますので疑問点やわからないことの解決になれば幸いです。



このセミナーを通じて、下水施設の基礎知識、維持管理について学んでみませんか?
どうぞお見逃しなく!



紹介製品について

  • IRSⅩ
TVカメラ調査報告書 IRSⅩ

講師紹介(佐々木啓至)

佐々木啓至:経営企画部営業促進課 係長

下水道業務において25年以上の経験を持ち、現場作業、報告書作成、ソフトウェア開発、技術営業など様々な部署を経験

公益社団法人 日本下水道管路管理業協会の専門技士、主任技士、総合技士の資格を保有。
また、上下水道部門の技術士補としても活躍されています。


申し込みについて






セミナー時にいただいたご質問と回答

※アンケートでいただいたご質問は随時追加していきます。
ご質問以外のご意見やご相談について、アンケートでいただいたご意見は今後の事業・運営に活かし、新たな価値を提供できるよう役立てていく所存です。ご相談事に関しましては担当営業より別途ご案内させていただきます。その他、ご不明点やお困りごとがございましたらお気軽にお問合せください。



※回答において、以下の用語はそれぞれ有償、無償の意味となります。

カスタマイズ=顧客の要望を追加する(有償)

バージョンアップ=機能改善、バグ修正(無償)



Q

今回のオンラインセミナーはアンケート等の送付などで受講証明書をいただくことは可能でしょうか

A

sasaki_hiroshi@kantool.co.jp宛に、受講証明書を送付してください。 捺印して返送いたします。申し訳ございませんが、弊社でのフォーマットをまだご用意できてません。 今後、CPDの対象の講習としていきます。




Q

下水道事業団をベースに市独自の様式を作成しています。Excelの仕様となっていますが、カメラデータと連動できる方法をご教授願います。CSV等の形式で取り込むことができれば、自動化が可能と考えています。

A

IRSXで作成したデータを元に、市独自の様式(エクセル)で作成した実績はありますので可能です。IRSXにCSVで作成した調査データ等の取込みもカスタマイズで対応可能です。




Q

ページを跨いだ写真の設定はできますか?

A

「記録表画面」→「写真選択画面」でのページを跨いだ写真の設定は出来ません。一度写真を削除して、設定したいページで「選択可能写真画面」から設定する必要があります。写真帳の「写真帳_編集画面」は、移動対象の写真をドラッグした状態でマウスホイールを動かすと、ページを跨いだ写真の移動が可能です。




Q

ひとつの業務の管路にHPとVUが混合している場合の、IRSXでの効率的なまとめかたがあれば知りたいです。

A

IRSXでは剛性管と可とう性管が混合している状態で、両方の緊急度判定を行うことができません。並び替え、もしくはリスト検索機能で絞りこみを実施した後に、「データ取込 出力」→「IRSX作業データ」→「データ出力」選択中管渠の出力を実行して、絞り込みしたデータを出力。その後、新規管理名作成後に、「データ取込 出力」→「IRSX作業データ」→「データ取込」で出力したデータを取り込みます。剛性管と可とう性管の両方のデータを新規管理名を作成して分ける形です。




Q

TVカメラなどの維持管理データ(調査データ)の内、最低限保存しておかなければならない項目(過去データの保存に対しても、紙データの内デジタル化すべき項目)を教えてください。

A

最低限保存しておかなければならないデータは全てになります。調査データや動画データがたまるとPCの容量が不足するので、「データ取込 出力」→「IRSX作業データ」→「データ出力」で必要なデータを出力し、管理名を削除します。出力したデータは外部保存媒体で管理。再度出力したデータを確認したい場合は、管理名を新規作成後に「データ取込 出力」→「IRSX作業データ」→「データ取込」で出力したデータを取込すれば、復元し確認する事が出来ます。




Q

写真帳をスパン毎に分けて何冊か作成した際などに、編集一覧表示画面での並び順を固定することはできないのでしょうか。写真帳の内容を修正すると、修正した写真帳が一番上にきてしまうのを防ぎたいです。調査した順番(調査記録表と同じ順番)で印刷などしたい時に不便に感じます。

A

他のユーザ様からも同じご意見をいただいております。現在ご質問いただいた機能はありませんので、今年度サポート加入のお客様へのバージョンアップ対応で検討します。




Q

調査記録表の異常内容の項目数と異常内容の対応の初期設定を物件ごとに毎度変更しているのですが、初期設定を変更することはできますか?

A

初期設定の保存は、「初期設定」→「追加」から可能です。印刷設定画面、集計設定画面、印刷条件設定画面の設定値を初期設定として追加登録出来ます。追加した初期設定は、新規管理名作成時に選択する事が出来ます。




Q

塩ビ、ヒュームの選択で初期設定はどのあたりが変わりますか?

A

塩ビ、ヒュームの初期設定の違いは、緊急度判定判定基準の異状内容の項目が変わります。緊急度判定に準じた、剛性管、可とう性管の集計設定が初期設定で登録されています。




Q

人孔深は地盤高から管渠底までを示しますが、管頂深は地盤高から管内径までですか?土被り長≠管頂深の認識でよろしいのでしょうか

A

下図をご参照ください。




Q

本管記録表で、取付管と異常項目の写真番号をそれぞれ1から入れたとき、印刷するときに取付管の写真番号だけを印刷など分けることは可能ですか

A

IRSXの中では取付管と異状項目を、別の項目として管理(取付管も異状項目も同じ項目として管理している)しているわけでは無いので、取付管の写真番号だけを印刷など分ける事は出来ません。




Q

下流からの調査において、IRX使用において補足するべき事などはありますか?

A

IRSXは上流、下流ではなく開始、終了という概念でデータを管理しますので、上流下流表記する報告書での人孔番号等の表記に影響が出ますので、属性登録時は注意が必要です。「印刷」→「印刷条件設定」で下流調査時の、調査報告別の表示方法を変更する事が可能です。




Q

異常のランクを、腐食・たるみは大文字、それ以外の異常を小文字にしたいです。できますか?

A

「印刷」→「本管報告書」→「印刷設定画面 本管帳票」の各帳票で、『緊急度判定用』に該当する帳票は全て、鉄筋コンクリート及び陶管は表示順1,2番目が大文字、それ以外は小文字、塩化ビニル管は表示順1番目が大文字、それ以外は小文字となります。




Q

記録表の人孔間延長入力は図面延長との事でしたが、動画や写真を発注者が動画や写真を確認し、図面と実際の延長に違いがあった場合はどう答えればいいのでしょうか?

A

人孔管延長は人孔の中心と中心です。上記の事を発注者が気になる場合は、終了人孔のマンホールの中心までカメラを進ませてください。大幅に距離が違うときは、地上実測を測り、調査延長と整合して図面延長誤りと表記し報告してください。




Q

写真帳を作成すると異常ランクが大文字になるのですが小文字にする方法はありますか

A

「印刷」→「印刷条件設定」の印刷条件設定画面の『ランク』の名称を小文字にして頂ければ、小文字で表示されます。




Q

異状内容入力の際に不良距離が0.0mの場合、写真帳に距離が反映されません。これを直すのはカスタムするしかないのでしょうか?

A

現状距離が0.00mの場合は空白で表示されますので、0.0mを表示するかの選択を追加し、今年度サポート加入のお客様へのバージョンアップ対応で検討します。




Q

登録できる写真につきまして、画面で見る限り4:3の比率に見えますが、16:9の写真を登録するとどうなりますか?

A

現状16:9の写真は4:3にリサイズされます。弊社IRH HDは16:9で撮影した画像の上部下部を塗りつぶしして、4:3で保存してIRSXに取り込む事が可能です。




Q

異常項目のランクの大文字は小文字にも直せますか?

A

「印刷」→「印刷条件設定」の印刷条件設定画面の『ランク』の名称を小文字にして頂ければ、小文字で表示されます。




Q

1スパンの調査中に管種変更、管径変更があるときに異常項目のイラストがでないのですが、適切なものはありますか

A

異状項目のイラストは、現状集計設定画面で選択できる異状図のみになります。サポートご加入のお客様でしたら、御指定の画像を頂ければ、追加可能です。




Q

調査表で人孔間延長以外に管延長を反映させたいのですがどうすればいいですか?

A

現状管延長(調査延長)はどの報告書にも出ません。カスタマイズで指定の帳票に出力することは可能です。




Q

動画でいらない部分を消したいのですがおすすめのソフトはありますか

A

誤って余計な部分を録画した内容を削除するソフトは多数あります。使い勝手がいろいろ違うので、インターネットで検索することをお勧めします。弊社から固有のソフト名の紹介は控えさせていただきます。




Q

集計表作成時に、4ランク以上での集計はできますか?

A

現状できません。カスタマイズで指定の帳票で集計、表示する事は可能です。




Q

同じ部位、同じ距離の複数の異常を、記録表で1つのマス内に表示・印刷できますか?現状、異常毎にマスが右に増えてしまいます。

A

現状できません。カスタマイズで指定の記録表の帳票作成時に1つのマスで印刷する事は可能です。




Q

映像テロップに誤記があると、写真帳を作成する際の対応が大変なのと、納品物としてもみっともなくなるので、事務方で後から間違いのある映像テロップを修正するようなことは出来たりしませんでしょうか。

A

映像を編集することは加工になるので提出先で受け入れてくれない場合があります。そのため、備考に記載することが一般的です。出来る、出来ないの質問に対しては、映像編集ソフトで可能です。




Q

両面印刷で表紙を作成しない方法はありますか?

A

両面印刷は必ず表紙が作成されます。エクセルで写真帳を作成してから表示を削除する事は可能です。




Q

建設工事では写真は電子納品で行ったりしているのですが、IRSⅩで作成した写真帳でのデータを電子納品形式データへ出力は可能なのでしょうか。

A

エクセル出力ができるので可能ですが、仕様上50ページで1BOOK出力となります。




Q

IRS3はカスタムしたものとカスタムしていないものではデータを共有できませんでしたが、IRSXではカスタムしているものからカスタムしていないものへデータを共有できますか?

A

データベースの構造を変更した場合は出来ません。




Q

管またぎの連続異常を1として集計することは可能ですか?

A

「印刷」→「印刷条件設定」の印刷条件設定画面『連続異状の設定』→『集計設定』→『1個所で集計』を選択で可能です。




Q

さきほどの腐食始から終の中間に腐食を表示する方法はどこの画面からいけますか

A

「印刷」→「印刷条件設定」の印刷条件設定画面『連続異状の設定』→『異状内容の表示』→『すべて』を選択で可能です。




Q

電子納品ではXMLファイルでの提出を求められるかと思いますが、可能なのでしょうか。

A

XMLファイルでの出力は出来ません。




Q

傾斜データはどのようにして取得できますか?

A

弊社TVカメラ車のロビオンシステムで計測可能です。弊社TV報告書システムIRHⅣでデータを登録できます。調査方法は、傾斜調査を開始し終了人孔から等速で自走車を後退させるだけです。




Q

変換ツールとしてどのようなものサービスがありますか

A

IRSXで作成した調査データをエクセルデータで出力して、エクセルVBAで作成したツールで自治体指定の報告書を作成した実績はあります。




Q

カスタマイズは無料で出来ますか?

A

費用が発生します。




Q

管渠属性や、人孔属性を一括入力できるようになると嬉しいです。(人孔調査を別でやっていて一覧があるので、それをコピペで貼り付けられたらとても楽です)

A

サポート加入のお客様へのバージョンアップ対応で、CSVファイルの情報(管渠属性、人孔属性)を一括取込する機能は検討しています。




Q

第5回セミナーで話があった取付管内の不良について、IRSⅩ上では集計項目に設定せず、異常内容編集画面でランクの選択だけを行うような入力の仕方になるのでしょうか?

A

取付管内浸入水として、集計項目に設定しない運用で対応できます。




Q

エクセル出力したデータを一括で印刷できるということでしたが、出力後にエクセルの編集を行ったデータも一括で印刷できるのでしょうか?

A

印刷は可能ですが、編集を行ったデータに対してエラーが発生した場合は、サポート対象外となります。




Q

自治体独自の各様式に対応できるようにしてもらうには、どれくらいの費用がかかるのかを知りたい。

A

様式の仕様により変わりますので明確な回答が出来ません。各様式をご提供頂ければお見積り可能です。




Q

今回の説明を聞きながら、官庁などにより帳票へ反映する項目数やランクの階級など様々であることは理解できました、そのような諸問題を施工前の打ち合わせで初期設定できるようなメニューなど用意し打ち合わせ時に並行して設定することや、必要事項を発注者に記入いただくような帳票があれば設定作業に生かしやすいと思うのですが・・・

A

提出先により帳票へ反映する項目数やランクの階級など様々ある事から、汎用的に使える初期設定できるようなメニューや、発注者に記入して頂く帳票を作成するのが難しい現状があります。




Q

人孔内取付管のます番号をエクセル出力で反映させるのはどうすれば出来るのでしょうか?

A

現状、本管記録表の人孔取付管の付加情報に関しては、出力されない仕様になっております。人孔取付管は最大8方向表示されますが、付加情報を表示するスペースが無い為です。




Q

現在、弊社では現場作業する者が報告書作成もしているが、下水道事業に携わっていない者に報告書を作成してもらう予定でいるが、初心者でもわかりやすい操作説明会を実施してもらえるのか?

A

弊社営業に依頼して頂ければ、説明会の実施は可能です。




Q

IRSXはWindows11に対応されていますか?

A

対応しています。




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